複数サーバーを跨いだPvPのイベント「天外練気 覇王戦」。
この天外練気について、今後プレイの選択を広げたり、より参加しやすく遊びやすくできるよう、
開催ごとにいくつかの変更を行っていこうと思っています。
そこで今回は、天外練気についてシステム面、内側の内容をお見せしようと思います。
システムの説明なのでテキストが多くなってしまいましたが、
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
天外練気はいくつか、設定を変えられるように調整弁を設けています。
分かりやすいところで、マッチングするサーバーの数と、銅、金、白銀などのランク帯によるパーティー編成数です。
プレリリースの時はマッチングサーバーは2。
出撃編成数は最大で5でした。
直近はより色々なプレイヤー同士で戦えるようにマッチングサーバーを広げ、
編成数は最大で3までとしています。
■マッチング
マッチングするサーバーについてですが、
マッチング数はいくつでも設定を変更することが可能で、
香港台湾で配信している繁体字版やワールドワイドで配信している英語版は、日本版とは違うサーバーマッチで実施をしています。
マッチングするサーバーは、直前で組んだサーバーとは組まないようにしています。
ただ、番号の早いサーバーと番号の遅い新規サーバーでは、プレイヤーの戦力差が大きくなりすぎるため、
一定の戦力バランスは保つように調整を行っています。
練気闘座のように、見知ったメンツと毎回当たるようなことを避ける意図もありますが、
現状開催毎に対戦相手の更新を行っても同じユーザーが表示されるような状況もあるため、
改善項目として挙げています。
今後は、より色々なプレイヤーと対戦ができるように、マッチングするサーバー数を増やすなど検討していこうと思っています。
先ほど挙げた個人でのマッチングについて、現状のマッチングロジックも説明します。
対戦相手の選出は3名ランダムで行っていますが、選択に幅を持てるようにある程度の条件を設けています。
まず、自身がいる、壱、弐、参などのランク帯全体の人数から見て、10%の人数を算出します。
例えば白銀(壱~参)の全体人数が500人であった場合、50人となります。
人数の算出ができたら、自分の周辺順位からそれぞれ、
上を5%~2%以上
中を2%未満~-2%以上
下を-2%未満~-5%以上
の範囲からマッチングする相手をランダム選出します。
自分の順位が白銀全体の順位で250位だった時
上が241~225位の中からランダム
中が261~240位の中からランダム
下が275~260位の中からランダム
といった形で3人選出されます。
また、銅、金、白銀などのランクを跨いだマッチングは基本的に行われません。
自身がランクの上位5%に入った場合や、ランク内の人数が0人だった場合など例外の処理も別途設けています。
これにより、少し格上、格下を見つけやすくなり、自身が勝てそうな相手を選べるようにしています。
しかし前述した通り、このマッチングだと同じ対戦相手が何回も表示されることが起きて選択の幅を狭めてしまっているので、
まずは8月実施の天外練気で、対戦相手変更のクールタイム時間を60秒から10秒に減らす対応を行いまして、
マッチングロジックも見直して遊びやすい環境にしていく予定です。
■ランクとポイントの増減仕様
次に、ランクとポイントの増減仕様についてです。
ランクは所持しているランクポイントによって上がったり、下がったりします。
所持しているランクポイントが必要ランクポイントに到達することで、銅、金、白銀などに属することになります。
ポイントを獲得し、現在いるランクの必要ランクポイントを超えればランクアップしますし、
逆に下回ればランクが下がるといった仕様です。おさらいです。
得失するランクポイントは、ベースポイントに、状況に応じた係数を掛け合わせて算出しています。
・勝利時ベースポイント【30(初期値)】
・敗北時ベースポイント【5(初期値)】
・勝利時用変動値
・敗北時用変動値
・勝利用曲線係数
・敗北用曲線係数
・勝利時最低保証値
・敗北時最低保証値
・獲得上限値
・喪失上限値
このほか必要な値として、以下の情報を用意します。
・自分がいるランクのマッチング範囲の人数(マッチング仕様上ではランク内人数の初期値10%)
・自分のランク内順位
・対戦相手のランク内順位
上記の値を「自身より上位のユーザーと戦う時」「自分より下位のユーザーと戦う時」
そして勝利時、敗北時に分けて算出し、ポイントを決めています。
このランクポイントに関しても変更が可能です。
低ランク帯で勝てない、勝っても防衛敗北で低ランク帯から抜け出せないといった状況があるので、
喪失上限値を95ポイントから15ポイントに減らします。
以降もランクを上げていく楽しさを実感できるように調整して行きたいです。
■パーティー編成数
最後に編成数についてです。
これも各金銀銅などのランク帯にどのくらいの編成数にするかを変更できますが、
5編成だと育成がなされていない拳士を編成に入れざるをえない状況になったりして、
勝敗の分かり切った試合が増えてしまうため現状3編成まで、としていましたが、
編成の組み合わせの駆け引きも天外練気の遊びであり、拳士も多くなってきたことから、
今後は色々と検討できればと思っています。
2パーティー編成が勝ちにくい、という特性もあるかと思うので、
組み合わせの戦略性と各プレイヤーの育成状況について、一番楽しいと思える方法で調整していきたいと思います。
「天外練気」は時に趣向を変えて、前回とは違ったバトルで刺激的なイベントにすることも可能なので、
よりイベントを楽しんでいただけるように対応をしていきたいと思います。